キャバレー花園

友人、アラフォーにして初めてのキャバレーで、運命の出会いを果たす(そして、終電を逃す)【花園編その1】

はじめに:大人の社交場への、第一歩

あれは、2024年の2月の土曜日出来事でした。僕と友人のポコさんは名古屋の大須でゲームセンターで遊んだり食べ歩きをしたり、メイド喫茶にいって大須巡りを楽しんでいました。

そして夜になり、次はどこに行こうか考えていました。僕は20代の頃に、よくキャバレーに行って楽しんでいたのを思い出し、その話をポコさんにしてみたら、「興味はあるけど行った事がない」と、言っていました。

バズさんは、まだキャバレーという、華やかな世界を知らなかったのです。僕は彼を、初めて、名古屋の「キャバレー花園」へと、連れて行きました。 彼にとって、それは、未知の世界への扉を開く、記念すべき一日になるはずだったのです…。

【ちょこっと解説】キャバレー花園のシステム 名古屋のキャバレー「花園」は、時間制の飲み放題・食べ放題システムです。料金は入店時間により異なり、40分2,500円からで、指名料は別途かかります。営業時間は多くの店舗で夕方17時または18時から深夜24時まで、年中無休です。(詳しくはHPをご覧ください)

※キャバレー花園の詳しい料金システムはコチラ

慣れた感じで店内に入る僕。やや緊張しながら、ポコさんは一緒についてきました。お店の雰囲気は、平成初期の騒がしいキャバレーです。

令和になってもこの雰囲気を味わえるのは、懐かしさすらおぼえます。

僕達はお店に入り、ボーイに案内されて狭いテーブルとソファに案内され、席に着きました。そして、指名無し、と伝えキャストが来るのを待ちました。

運命の出会い

ポコさんはやや緊張してましたが、期待に胸を膨らませていたようです。そして、二人のキャストが僕達のテーブルに来ました。

ポコさんの隣に座った、運命の女の子、「みりあちゃん」(仮名)。 愛嬌が良く、可愛らしく、そして、何より彼の人生観を揺るがした、Hカップの大きな胸

ポコさんは、一瞬で、彼女の虜になってしまいました。彼はしばらく彼女がおらず、普段も女性としゃべる機会がないので、すぐに、みりあちゃんの事が好きになっていきました。

止まらない、夢のおかわり

楽しい時間と、アルコールの力で、どんどん理性のタガが外れていく、ポコさん。

花園は飲み放題のシステム。ハイペースでハイボールを飲み続け、テンションもいつも以上に高いのがわかります。

僕はお酒を飲みませんが、楽しそうにしているポコさんをみて、「連れてきてよかったなぁ」と、思いました。

1セット80分の夢の時間が終わり、会計をして一旦は外に出ました。しかし、彼はまだ帰りたそうにない様子。

僕は、その気持ちを察して、悪魔のささやきのように、こう言いました。

「もう一回、行く?」と(笑)。するとポコさんは即答で「行きたい!…でもななかふぇさんはいいの?」と聞いてきたので、

「ポコさんが行きたいなら付き合うぜw」と、面白そうなエピソードができそうだと予感したので、僕達はすぐに2回目の花園の扉を開きました。

おかわりのキャバレー花園

再び入店。ポコさんは指名無しでソファーに座りました。今度は違う女の子が、ポコさんの席に付きました。

2回目も相変わらず、バズさんはデレデレしながら女の子と話しつつ、ハイペースでお酒を飲みながら、「いやー、久しぶりに楽しいよ!」と何度も言っていました。

あいかわらずハイペースでお酒を飲み続け、トイレでリバースもしていました。そして、あっという間に80分が過ぎて、2回目の楽しい時間が終わり、ポコさんは顔を真っ赤に染め足元をフラフラさせながらお店の外に出ました。

お店の外に出ると冷たい空気が流れ、少し寂しそうな様子のポコさん。

僕が一応確認で、「3回目行っとく?」と提案したら「ATMに行ってもいいなら行きたいw」との事。時計を見て、僕たちは終電の時間まで、ギリギリ遊べると判断しました。

僕も財布を確認すると、現金が足りないことに気が付き、二人で隣のセブンイレブンのATMにお金を下ろしに行く姿は、今思えば、実に滑稽でした。

欲望の最終列車、キャバレー花園

そして、3回目の花園の入店です。3回目は再び「みりあちゃん」を指名して、ポコさんはやっぱり爆乳の虜になり、フィーバーをしていました。

しかし、夢のような時間はあっという間に過ぎていきます。気がつくと、終電の時間がせまっていたので、僕たちは慌ててお店を出ました。

二人で電車に乗り、大須の万松寺駐車場に停めた僕の車まで行き、ポコさんは僕の車に預けていた自分の荷物を回収して、その日は解散をしました。

「おつかれー!気をつけて帰るんやで〜」

ポコさんに別れを告げ、僕はそのまま車を走らせ家に向かったのでした。

やっぱり期待を裏切らない

帰りの途中、なんだかポコさんが心配になったので、無事を確認するLINEを送りました。でも、返ってきたのは、衝撃の一言でした。

「花園4回目なう」

なんと、ポコさんは解散をしたあと、家に向かわず再び名古屋行きの電車に乗り、花園に向かって行ったのです(笑)。

彼が終電を自らの意志で捨ててまで、一人、みりあちゃんの元へと戻っていた、その驚愕の事実。

この夜、彼の心に新しい、そして、非常に厄介な「篝火」が、灯ってしまったのです。

後から聞けば、ポコさんは酒池肉林の宴を楽しんだあと、名古屋駅のネットカフェで朝まで過ごしたそうです。

まとめと、僕のコメント

この、運命の出会いが、彼の、この後の、前途多難な恋の物語へと繋がっていく、全ての始まりでした。

38歳にして、初めて知った、大人の社交場の甘い蜜。それは、彼の、枯れかけていた心に、火をつけ、良くも悪くも、彼の人生を、大きく動かす、きっかけとなったのです。

彼が、この夜に感じた高揚感は、本物だったのでしょう。しかし、それは、お金で買える、刹那的な夢。

その夢から覚めた時、彼に何が残るのか。この時の僕たちは、まだ、知る由もありませんでした。

彼の、この、どうしようもない恋の物語を、僕は、これからも一番近くで、見届けていこうと思います。

ななかふぇ

あの時、僕が彼を花園に連れて行かなければ、彼の人生は、もっと平和だったのかもしれません。でも、それじゃあ、面白くない。彼の、この、どうしようもない恋の物語を、僕は、これからも一番近くで、見届けていこうと思います(笑)

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