ポコさん給料日=キャバレー花園の日!オープンラストで3万5千円散財物語【花園編その8】
給料日の儀式:キャバレー花園へ
ポコさんにとって給料日とは――借金返済を最低限だけ済ませた後、真っ先にキャバレー花園へ足を運ぶ日。
普通の人なら「貯金しよう」「生活費を確保しよう」と考えるところだが、彼の頭の中にあるのは「今日はみりあちゃんに会える」という一点だけだ。
その日も土曜の夜。彼は開店と同時に入店した。だが、狙いのみりあちゃんはまだ出勤前。仕方なく指名なしで1回目のセット(40分・2,500円)を遊び、一度退店。
「本命が来るまで待機する」という徹底ぶりに、彼の執着と刹那的なこだわりを感じざるを得ない。
やがてみりあちゃんが登場すると、再び店に舞い戻ったポコさん。迷わず指名を入れ、ここからが彼の本番だった。
延長は止まらない
2回目(5,000円)、3回目(6,000円)と時間を忘れて楽しむポコさん。
「今日は3回で帰るわ」と宣言していたのも束の間、結局は延長を重ねてオープンラスト。4回目、5回目と続けて、最終的に支払った合計は 28,500円 に到達。
帰りはもちろんタクシー。料金は7,500円。
結果、給料日の夜に消えた金額は 35,000円。手元に残るのは虚しさではなく、みりあちゃんとの一夜の記憶だけだった。
キャバクラと比較してみると…
ここで少し冷静に比較してみよう。
名古屋の一般的なキャバクラでは――
- セット料金:60分6,000〜7,000円
- 指名料:2,000円前後
- おつまみ代キャストへのドリンクや延長を含めれば、1回で軽く1万円超え
仮に6時間遊べば 5〜7万円 は簡単に超えてしまう。
キャバレー花園の料金システムは、オールタイムドリンク・おつまみは食べ放題・飲み放題となっている。
指名ありで1セット5,000円~7,500円なのでいかに安く遊べるお店かよくわかる。
そう考えると、ポコさんの3万5千円は「安く長く楽しむための最適化」とも言える。
彼なりの刹那主義ではあるが、意外としたたかな計算でもあるのだ。
さらに彼は言った。「風俗で60分2万円で楽しむより、花園のほうがコスパがいいだよね〜」
なるほど。ポコさんなりにお金の使い方は考えているようだ。
財布事件と幻のデート
ここで思い出すのが、前回のの「財布紛失事件」だ。
終電間際に財布を落とし、絶望していたポコさんを救ったのは、なんとみりあちゃん本人。ボーイを通じて財布が戻ってきただけでなく、彼女から直接連絡をもらった。
その流れで「今度ご飯でも」と、まさかのデートの約束まで取り付けた。
僕は思わず「おお、奇跡が起きた!」と興奮したのだが……。
ポコさんが散財した次の日、僕が「みりあちゃんとのデートどうなったん?」と聞くと、返ってきた答えは肩透かしだった。
「あー、そういや何も話してなかったなぁ…」
結局、その後は何も進展せず。せっかくのチャンスも逃し、彼はまた花園での「限定的な恋人ごっこ」に戻っていった。
ポコさんの価値観
ポコさんは彼女を作る気がないわけじゃない。けれど、外の世界でリスクを背負う「本当の恋愛」よりも、花園の中で保証された「安全な愛」を選ぶ。
それが彼の価値観だ。
花園という非日常の空間では、彼はヒーローになれる。財布が軽くなっても、借金が減らなくても、そこでは「特別な存在」として扱われる。彼にとってはそれで十分なのだ。
人によっては「どうしようもない」と切り捨てるだろう。
でも僕から見ると、それはとても人間臭く、素直で、どこか切なくも愛おしい。
だからこそ、15年以上も僕はポコさんと友人でいられるのだと思う。

ポコさんのキャバレー花園体験談は、笑いと呆れ、そして少しの切なさが同居しています。
確かに刹那的で無駄遣いにも見える。でも彼は「今、この瞬間の幸せ」を誰よりも大事にしている。
読者のみなさんへ。
人生には「未来のための我慢」も必要ですが、時には「今を全力で楽しむ」ことが心を支えることもあります。
大切なのは、そのバランスをどう取るか。ポコさんの物語は、その両極端の生き方から学べるヒントかもしれません。