キャバレー花園

【花園編⑤】水着イベント2日目。同人AV女優との遭遇と、餃子の王将で散ったダイエットの誓い

「昨日は楽しかった。でも、さすがに2日連続はないだろう」 「お金もかかるし、平日だし、常識的に考えて無理だ」

そう思うのが、普通の大人です。 しかし、欲望という名の翼を持ったピーターパンには、 我々凡人の「常識」など通用しません。

これは、前夜の「水着イベント初日」で 嫉妬の炎に焼かれ、しょっぱい思いをしたはずの 友人ポコさん(アラフォー)が巻き起こした、 暴走と崩壊の第2夜の記録です。

「絶対に1セットで帰る」という死亡フラグ。 店内で遭遇した「同人AV女優」からの衝撃的な提案。 そして、深夜の名古屋の街に消えた「ダイエットの誓い」。

人はここまで、自分の欲望に正直になれるのか。 呆れるのを通り越して清々しささえ感じる、 ある男の欲望のフルコースを、とくとご覧ください。

ななかふぇ

彼の辞書に『学習』という文字はありません。あるのは『本能』のみです

賢者の予測と、愚者の宣言

物語は、前回の「嫉妬事件」の翌朝から始まります。

2025年7月某日。 名古屋の気温は35度を超える猛暑日。 普通なら、外に出る気さえ失せるような暑さです。

僕や、共通の友人であるマークさんは、 グループLINEで冷静に予測していました。

「昨日あれだけハシャいで、最後は嫉妬で自爆だもんな」 「さすがのポコさんも、今日は大人しくしてるだろ」 「平日だし、金も体力も続くわけないって」

それが「賢者(常識人)」の思考です。 しかし、お昼休み。 僕のスマホが震え、表示された通知を見た瞬間、 僕は自分の甘さを痛感しました。

「水着イベント、明日までやるそうな。コンプリートするわ←」

……はい? コンプリート? スタンプの「←」に込められた、謎のドヤ感。

彼の思考回路は、我々の想像を遥かに超えていました。 「昨日の失敗」は、一晩寝たらリセットされていたのです。 むしろ、「昨日見れなかった子の水着も見なきゃ損だ」という、 コレクター魂のような謎の使命感に火がついていました。

この一言と共に、 彼の暴走の第二夜、 「欲望の聖地巡礼・完全制覇編」は幕を開けたのです。

誓いと、裏切り(入店前の攻防)

「まじかよ…ポコさん、正気か…?」

呆れながらも、昼下がりに僕は彼にLINEを送りました。 一応、釘を刺しておかなければなりません。 彼のお財布事情も、決して潤沢ではないことを知っているからです。

「行くのはいいけど、今回は2セット位で抑える感じ?」

僕の問いかけに対し、 彼は食い気味に、力強くこう返信してきました。

「いや、今日は1セット(80分)にする…絶対に!」

画面の向こうで、彼が拳を握りしめている姿が目に浮かぶようです。 「絶対に」という言葉に込められた、悲壮なまでの決意。

しかし、僕は知っています。 ギャンブル依存症の人が言う「今日は見るだけ」と、 キャバレー中毒者が言う「今日は1セットだけ」は、 この世で最も信用できない言葉ツートップだということを。

僕は、優しく、しかし残酷なツッコミを入れました。

「なんかそのセリフ、昨日も聞いたぞ笑」

昨日の入店前も、彼は全く同じことを言っていました。 そして結果は、延長に次ぐ延長でした。

僕の指摘に対し、 彼の返信は、あまりにも正直すぎるものでした。

「女の子次第かなー!www」

……出ました。 さっきの「絶対に」はどこへ行ったのか。 この「草(www)」が生えた瞬間に、 彼の誓いは夏の入道雲のように霧散しました。

僕はこの時、確信しました。 (ああ、ポコさんは今日も、終電ギリギリまで帰ってこないな…)と。

連日の飲酒と夜遊びは、内臓への負担だけでなく 「口臭」のリスクを劇的に高めます。

アルコールで脱水状態になった口腔内は、 雑菌が繁殖しやすく、ドブのような臭いを発します。 2日連続で戦場に向かうなら、 昨日のケアだけでは足りません。

相手のプロ意識に甘えず、 「即効性のあるケア」をしてから入店するのが、 遊び慣れた大人の最低限のマナーです。

【医療用成分配合の口臭ケア・タブレット等のAmazonリンク】

衝撃の遭遇!同人AV女優「ララちゃん」

夜の帳が下り、ネオンが瞬き始めた名古屋。 彼は吸い込まれるように、聖地「キャバレー花園」の自動ドアをくぐりました。

大本命不在の穴を埋める「巨乳」

入店早々、彼に悲報が届きます。 昨日、彼の心を奪い、そして嫉妬の地獄へ突き落とした 大本命の「みりあちゃん」が、まだ出勤していないのです。

普通の恋なら、ここで帰るか、出勤を待つでしょう。 しかし、彼の目的は「水着イベントのコンプリート」です。 立ち止まっている暇はありません。

彼は店内を鷲の如く見渡し、一人の獲物を見つけました。 昨日から少し気になっていた、 圧倒的なプロポーションを誇る「ララちゃん」(仮名)です。

指名理由はシンプルでした。 「巨乳で、顔が好みだったから」。 そこに、みりあちゃんへの操(みさお)や、浮気心への罪悪感など、 一片も存在しません。あるのは「オスとしての直感」のみ。

名刺の裏の秘密

席に着いたララちゃんは、 その豊満な果実を惜しげもなく水着で披露し、 ポコさんの理性を破壊しにかかります。

会話が盛り上がり、名刺交換をした時のことでした。 彼女の名刺には、普通の花園キャストにはない、 「ある秘密のURL」が記載されていたのです。

「Fantia(ファンティア)」

そう、彼女は昼間は別の顔を持つ、 「現役の同人AV女優」だったのです!

「えっ、ララちゃん、こういう活動してるの!?」 「うん、そうなの〜。よかったら見てね♡」

ただのキャバレー嬢だと思っていた相手が、 ネットの向こう側ではもっと過激な姿を晒している。 この「知ってはいけない一面」を知ってしまった背徳感に、 ポコさんの興奮は最高潮に達しました。

20万円の提案

しかし、世の中そんなに甘くはありません。 その日の夜、興奮冷めやらぬポコさんが 教えられたリンク先に飛んでみると、 そこには残酷な「資本主義の壁」が立ちはだかっていました。

エッチな動画や画像は、すべて「有料プラン」限定。 課金しなければ、肝心なところは見えません。

キャバレーで散財するくせに、 ネットのコンテンツ課金には妙にシビアなポコさん。 「うーん、課金してまではなぁ…」と渋ります。

そんな彼の葛藤を見透かしていたのか、 接客中のララちゃんは、さらに強烈な一言を放っていました。

「ねぇ、もし一晩20万円支払ってくれたら…撮影でもしないような“すごいこと”、してあげるよ?」

耳元で囁かれた、悪魔の契約。 20万円。 彼の手取り給料の大部分が消し飛ぶ金額です。

普通なら「高いよ!」「無理無理!」と笑い飛ばす冗談です。 しかし、ポコさんは真顔で悩み、 後日、僕にこう相談してきました。

「ボーナスが入ったら…ワンチャンお願いしようかな…」

意味が分かりません。 借金を返したいと言っていた男のセリフとは思えません。 しかし、その「もしかしたらイケるかも」という幻想に 本気で揺さぶられている姿こそが、 ポコさんという男の「業の深さ」を物語っていました。

(もちろん、僕も即座にリンク先を教えてもらい、 無料部分だけしっかりと確認させていただきました。研究熱心ですから)

「20万円」という金額に心が揺れる前に、 まずは日頃のお金の管理を見直すべきです。

キャバレーのような場所では、 金銭感覚が麻痺し、万札が紙切れのように見えてきます。

「遊びに使うお金」と「生活費」を物理的に分け、 クレジットカードを持ち歩かない。 そんなシンプルなルールを守れる「整理された財布」を持つことが、 破滅への防波堤になります。

約束の崩壊と、言い訳のパレード

ララちゃんとの刺激的な時間が終わり、 80分が経過しました。 本来なら、ここで「今日は1セットにする…絶対に!」という誓いを守り、 颯爽と帰宅するはずでした。

しかし、そんな未来は、最初から存在しなかったのです。

2セット目:大本命の帰還

「もう1セットいこうかな…」

息をするように再入店をするポコさん。 彼から送られてきたLINEには、こう書かれていました。

「なんやかんやで2セット目や。2セット目は大本命のみりあちゃんや!」

どうやら、遅れて出勤してきたみりあちゃんを 店内で目ざとく見つけ、すかさず指名を入れたようです。 さっきまでララちゃんの巨乳に鼻の下を伸ばしていた男が、 「大本命」という言葉をどの口が言うのでしょうか。 彼には「後ろめたさ」という感情機能が実装されていないようです。

3セット目:謎の義理堅さ

そして、夢のような80分が過ぎても、 彼は席を立ちません。

「ワタクシ、3セット目、入ります」

三度目の正直。彼が選んだのは、 営業LINEをくれていた「しいちゃん」(仮名)でした。 ここへ来て、謎の義理堅さを発揮します。

「いや、帰らないんかいw」と思う僕に対し、 彼がLINEしてきた「延長の理由」は、あまりにも後付け感満載でした。

理由1:「営業を、頑張ってくれたから(断るのは男が廃る)」 理由2:「今日が、彼女の誕生日だったから」

……出ました、伝家の宝刀「誕生日」。 キャバレーには、なぜか毎日誰かの誕生日があります。 そして、優しい男たちは「それじゃあ祝わないとな!」と ホイホイと延長し、指名を入れるのです。

おそらく営業LINEで知った事実でしょう。 それをさも「知っていたから祝うんだ」という顔で語る彼に、 僕はもう、スマホの画面越しに苦笑いするしかありませんでした。

結局、「1セットで帰る」という鉄の誓いは、 砂漠の蜃気楼のように、跡形もなく消え去ったのでした。

なぜ男は、分かっていても騙され、延長してしまうのか? それはキャバ嬢たちが **「相手に『自分が選んだ』と錯覚させる会話術」**を使っているからです。

「誕生日なの」と言われれば、 「祝ってあげる優しい俺」を演じたくなるのが男心。

この心理テクニックは、逆に言えば 男性が女性を口説く時にも応用できます。 「させられる」のではなく「したくなる」ように誘導する。 その極意を学べば、あなたの恋愛レベルは格段に上がります。

餃子の王将で散った「ダイエットの誓い」

宴は終わりました。 結局、彼はその夜も3セット(240分)をフルに堪能し、 お財布を軽くして、気分は最高潮でお店を出ました。

時刻は深夜。 普通のサラリーマンなら、明日の仕事に備えて 一刻も早く帰宅し、ベッドに入る時間です。

しかし、欲望の暴走機関車は止まりません。 彼が向かった先は、駅の改札ではなく、 深夜営業をしている「餃子の王将」でした。

チャーハンの油に溶けた約束

数ヶ月前、ポコさんと僕は、 お互いの健康と、モテる身体作りのために 固い約束を交わしていました。

「鋼の意志で一日二食ダイエット」 「夜22時以降、炭水化物は絶対に口にしない」

中年太りが気になり始めたアラフォー同士の、 血の滲むような決意の同盟でした。

しかし、送られてきた写真には、 黄金色に輝く「大盛りチャーハン」と、 肉汁溢れる「餃子」が、堂々と鎮座していました。

「いやー、遊んだ後の飯はうめぇ!」

彼が僕と誓ったダイエットの約束は、 中華鍋で熱せられたチャーハンの熱い油の中に、 ジュワッと音を立てて溶けて消えてしまったようです。

口では、 「借金を返したい」 「痩せてカッコよくなりたい」 「彼女を作って結婚したい」 と、立派な目標を掲げます。

しかし、彼の「行動」が常に選ぶのは、 未来の投資ではなく、目の前の刹那的な「快楽」です。

水着の美女、アルコールの陶酔、 深夜の炭水化物、そして浪費。

この、あまりにも正直で、 どうしようもないほど欲望に忠実な生き様。 それこそが、僕が彼から目が離せない一番の理由なのかもしれません。

まとめ:最高のエンターテイナー

彼は、自身の欲望のためなら、 自分との約束(1セットで帰る)も、 友人との約束(ダイエット)も、 いとも簡単に犠牲にします。

その「欲望のフットワークの軽さ」には、 もはや一周回って、感心すら覚えてしまいます。 常人には真似できない、ある種の才能です。

ポコさん

明日の仕事、起きれるかなぁ…

満腹のお腹をさすりながら、 深夜の名古屋の街を去っていくポコさん。 その後ろ姿には、哀愁と共に、 「今この瞬間を全力で生きている男」だけが持つ、 奇妙な輝きがありました。

さて、水着イベントはまだ終わりません。 そう、この祭りは3日間続くのです。

賢明な読者の皆様なら、もうお分かりでしょう。 翌日、彼がどこへ向かったのかを。

「コンプリートした先になにが見えるのか?」

その答えを探すため、 懲りない男の聖地巡礼は、まさかの3日目へと突入します。 次回の「花園編6話」でお会いしましょう。

オススメ記事

▼前回の花園編はこちら(4話)

▼次回の花園編はこちら(6話)

▼ポコさんのプロフィールはコチラ

▼キャバレー花園シリーズはコチラ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA