【コロナ後遺症体験談】味覚障害でも食欲が止まらない友人ポコさんの謎ルール
はじめに:食欲の男を襲った悲劇
僕の友人、ポコさん。彼の人生のテーマは、シンプルにして明快だ。
――「食事は常にお腹いっぱい食べたい」
わかりやすい欲望に、わかりやすい体型。彼は食いしん坊ポコさんの異名を持つ男。
ところが2024年の冬、その彼に悲劇が訪れた。新型コロナウイルスに感染したのだ。幸い、入院するほどの重症ではなく、自宅療養で済んだ。しかし、残ったのは彼にとって致命的とも言えるコロナ後遺症による味覚障害だった。
「味も匂いも、まったくせんのや…」
食べることが生きがいの男から、その楽しみを奪う――あまりにも酷な現実。
僕は「さすがのポコさんも、これで少しは食欲が落ちるだろう」と思った。だが、その読みは大きく外れることになる。
目次
第一幕:『悲しみのドカ食い』理論
療養明けのポコさんに「食欲どうなん?」と聞いてみた時のことだ。返ってきた答えは、予想の斜め上だった。
「味せんから、よく分からん!やから逆に、ようけ食べちゃうんや!気絶するくらいドカ食いや!」
……なるほど?
味がない → 満足できない → だから量で満たす。
普通なら食欲が減退するはずの「味覚障害」を、逆に“食欲増進の理由”に変換してしまう。彼の辞書には「食べない」という選択肢が存在しないのだ。
僕は思った。
「味を失ったのに食欲だけ残るとか、これもう哲学やん(?)」

第二幕:『喜びのドカ食い』理論
数日後。ありがたいことに味覚も嗅覚も徐々に戻ってきたらしい。僕は心から「ほんとに良かったねー!」と声をかけた。
その時の彼の返答が、またしても衝撃的だった。
「味するようになったから、また美味しくていっぱい食べちゃうわ!」
……あれ?
味がなくてもドカ食い。
味が戻ってもドカ食い。
つまり、どんな状況でも結論はただひとつ。
――「とにかくお腹いっぱい食べる」。
この男の中には最初から答えが存在していて、それを正当化するために状況を“理由付け”しているだけなのだ。
第三幕:独自ルールの天才
冷静に考えてほしい。普通の人間なら、
- 味がない → 食欲が減る
- 味が戻る → 食欲が戻る
わかる。
この二択しかないはずだ。しかしポコさんのロジックは違う。
- 味がない → よくわかんないから食べる
- 味がある → 嬉しいから食べる
要するに、理由は何であれ「食べる」の一択。彼の脳内には、欲望を正当化するための便利な言い訳ジェネレーターが常駐している。
しまいには、「味がしないから実質0カロリー!!」と、どこかで聞いたようなセリフを吐いて食べている始末。
例えばこんな具合だ。
- 「今日はストレス溜まったから食べる」
- 「今日は休みで気分がいいから食べる」
- 「昨日はあんまり食べてない気がするから食べる」
結局、どんな日も“ドカ食いの理由”に変換されていく。これぞ、ポコさん独自ルールの真骨頂。
僕が思ったのは「ただ、食べたいだけじゃんw」と言うこと。
第四幕:コロナ後遺症すらネタに変える男
味覚障害に苦しむ人にとって、食事は本来なら試練の時間だ。実際、ブログやSNSには「食欲がなくてつらい」「何を食べても砂を噛んでいるみたい」という声があふれている。
だが、ポコさんの場合は違った。
「味せんから大変や。でもドカ食いしたら気絶できるから、むしろええリセットになる」
もう、意味がわからない。普通の人なら悲劇でしかない出来事を、彼は笑い話にしてしまう。いや、むしろ「味覚障害」を“ドカ食いを正当化するためのエピソード”にしてしまったのだ。
ある意味、その逞しさは羨ましい。逆境すら自分ルールで飲み込んでしまう姿に、僕は呆れを通り越して尊敬の念を抱いた。
彼が残した教訓(?)
この出来事から見えてきたのは、彼のシンプルな行動原理だ。
- どんな状況でも「食べたい」が最優先
- 理屈は後から作ればいい
- コロナ後遺症すら“食欲の理由”にできる
……まさに「欲望のピーターパン」。大人になりきれないアラフォー男の哲学である。
まとめ:読者へのメッセージ
ポコさんの生き方は、常識的に考えれば突っ込みどころだらけ。
でも、そこには学べることもある。
人は誰しも、自分の欲望や弱さを「言い訳」で正当化している。ダイエット、勉強、仕事――「やらない理由」を探すのは簡単だ。けれど、ポコさんのように**「やる理由」をねじ込んででも実行する姿勢**は、逆に見習うべきなのかもしれない。
もちろん「ドカ食い」そのものはおすすめしない。でも、自分の欲望を笑いに変え、周囲を巻き込んで楽しませる力は、立派な才能だ。
そして、失敗やトラブルをただの悲劇にせず、物語に変える――それが、僕たちがブログで伝えたい「生き方のユーモア」なんだと思います。

ポコさん、味がなくてもある日も、とにかく「いっぱい食べる」で統一してしまうあたり、ほんとにブレないよね。普通なら落ち込む状況も、君はネタに変えてしまう。そういう姿を見ていると、「人は考え方次第でどんな状況も楽しめる」って気づかされるんよね。
読者のみなさん。もし「コロナ後遺症」「味覚障害」で悩んでいる方がいたら、ポコさんのように“理由付けの天才”になってみるのも一つの方法かもしれません。辛い現実を少しでも軽くするために。(健康のためにオススメはしませんがw)