はじめに:秋はiPhone新作と残クレの季節
秋といえば紅葉や食欲の秋を思い浮かべる人が多いだろう。
でも、ポコさんにとっての秋は少し違う。
そう、毎年世界中で話題になる「新型iPhone発表」のシーズン。
カリフォルニアから届く発表会の映像は、彼にとってお祭りの号砲のようなものだ。
39歳、見栄っ張り担当のポコさん。
今年もまた「最新モデル発売」という魔法の言葉に心を奪われている。
目次
ポコさんの愛機と残クレ生活
現在の愛機はiPhone 15 Pro(1TB)。
ただしそれは現金一括で買ったわけではなく、**残価設定ローン(残クレ)**で手に入れたもの。
残クレとは「一定期間後に端末を返却するか、残りを支払うか」を選べるローン方式。
月々の支払いは抑えられるが、結局は“借金”であることに変わりはない。
ポコさんは毎月6,000円を支払いながら、まるで王様になったかのような気分で最新機種を使っている。
しかし実態は、ローンに縛られた「王様ごっこ」だ。
借金より欲望が先に来る「ポコさんルール」
ある日、ポコさんは得意げにこう言った。
「そろそろiPhone 17 Pro Maxに買い替えようかなぁ」
借金の残高は完全に無視。
視線はもう次の最新モデルに釘付けだ。
さらにこう続く。
「AirPods Pro 3も欲しいし、Apple Watch Ultra 3もカッコええなぁ」
彼の物欲リストは、すでに分厚い百科事典のようだ。
普通なら「借金を返す → 余ったら欲しいもの」だが、ポコさんの法則は真逆。
欲しいものを買う → 余ったら借金を返す。
常識から見れば無謀だが、本人にとっては立派な人生哲学。
「未来の自分はどこかの他人。今を楽しむ!」という刹那主義が彼の燃料なのだ。
親孝行に見せかけた“見栄”の演出
さらに驚くのは、今のiPhone 15 Proの扱い。
「おかんがAndroidユーザーだからiPhoneをあげようと思うねん」
聞けば、返却をせずに残クレの残額を一括精算して母に譲る計画らしい。
表向きは親孝行に見える。
だが僕には分かる。
これは「最新機種を親に譲れる俺ってカッコいいやろ?」という自己演出でもある。
もちろん、お母さんが喜ぶのは素晴らしいこと。
でも、その裏には「見栄を張りたい」という気持ちが透けて見えるのだ。
「貧乏」と「貧困」の違い
ここで整理しておこう。
- 貧乏:必要なものは借金やローンで買えるが、欲望を抑えられず散財して結局お金が残らない状態。
- 貧困:教育や食料など、最低限の生活必需品すら手に入らない深刻な状態。
ポコさんは「自分は貧困じゃないから豊かだ」と思っている。
でも実際は、**借金という鎖をまとった“見栄の王様”**に過ぎない。
これは彼だけの話ではない。
「最新ガジェットを持っている=豊かさの象徴」と考えてしまう人は多い。
しかし豊かさとは、本来「心の余裕」や「支払いに追われない自由」なのだ。
iPhoneが与える幻想
結局ポコさんが求めているのはiPhone本体ではない。
それは――
**「最新最強のガジェットを所有する俺=価値ある俺」**という幻想だ。
新しいiPhoneを手にすることで、まるで自分自身のステータスまでアップグレードされたような気分になる。
その高揚感が、彼にとっての“ご褒美”なのだ。
僕自身はiPhone 13(128GB)からiPhone 17の標準モデル(256GB)に買い替える予定。
必要十分な機能があれば、それで満足できるからだ。
一方のポコさんは、冬のボーナスをあてにして残クレ精算→母に旧機種譲渡→最新のiPhone 17 Pro Maxを再びローンで購入。
彼にとってそれは単なるスマホではなく、王冠なのだ。
まとめ:残クレは王冠か鎖か?
ポコさんの物語は、借金を背負いながらも常に最新iPhoneを追いかける生き方の象徴だ。
表向きは王様のようだが、裏側ではローンという鎖にがんじがらめ。
ポコさんの「欲望に正直な生き方」は、面白くて羨ましいところもある。
でも残クレや借金は幸せの前借り。
その代わりに未来の自由を削ってしまう。
読者のみなさんへ。
欲しいものをすぐに手に入れることと、本当に豊かに生きることは別物だ。
支払いに追われない自由こそが、人生を楽しむ最大の贅沢かもしれませんね。
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