ポコさん伝説

ポコさん、初雀荘デビュー戦でフリテンチョンボ。勝利目前からの転落劇。【ギャンブル編2】

はじめに:麻雀の神様に愛されなかった男🀄

皆さんの周りには、なぜか勝負事で面白いほど空回りしてしまう、愛すべき友人はいませんか? 僕の親友、ポコさんこそが、まさにそんな男。

彼の「記憶力のなさ」「プレッシャーへの弱さ」という二大ポンコツスキルが、最悪の形で噛み合ってしまった奇跡の一日があります。

それは、僕に誘われて、彼が生まれて初めて「雀荘」という場所に足を踏み入れた日のこと。 これは、彼が麻雀の神様に愛されなかった、哀しくも面白い物語です。

守りを知らない男の、無謀なる挑戦

その日のポコさんは、無敵でした。もちろん、悪い意味で。 彼は、麻雀のセオリーである「守り(ベタ降り)」を一切知らなかったのです。

ただ自分の手だけを信じて、危険な牌をものともせず、まっすぐに突っ走るだけ。 その結果は、言うまでもありません。

案の定、一人だけボロ負け。 最後はチップが足りなくなり、僕が肩代わりするという、もはや様式美とも言える、いつものパターンに落ち着いたのでした。

唯一のチャンスと、非情なる宣告

しかし、この物語のクライマックスは、ここからです。 その日、彼に訪れた唯一にして最大の勝てるチャンス。

彼は見事にテンパイし、『リーチ!』と、震える声ながらも高らかに宣言しました。 場の空気は一気に緊張し、僕たちも固唾を飲んで見守ります。

そして数巡後、ついに対面のプレイヤーから、彼が待ち望んでいた当たり牌が、カシャリと音を立てて捨てられたのです! 彼は、自信満々に、雀荘に響き渡る声で叫びました。 「ロン!」

しかし、その声に応えたのは、他のプレイヤーからの、あまりにも非情な一言でした。

「それ、フリテンですね」

勝利を確信した瞬間、彼を襲った非情なる宣告。
そう。彼は、自分で当たり牌を数巡前に捨てていたことを、すっかり忘れてしまっていたのです。

あがれないどころか、不正なあがりを宣言したことによる「チョンボ」という反則行為で、罰符を支払うハメになったのです。もう、目も当てられません(笑)。

自分の捨てた牌すら覚えていられない「記憶力」。そして、真剣勝負の場の空気に飲まれてしまう、「プレッシャーへの弱さ」。 彼のポンコツな部分が、最高の形でコンボを決めてしまった、伝説の一日となったのでした。

【まとめと、僕のコメント】

この事件は、彼がなぜ勝負事でここぞという時に弱いのかを、雄弁に物語っています。 でも、そんな完璧じゃない彼の不器用さや、どうしようもない人間臭さこそが、なぜか憎めない彼の魅力なのかもしれません。

あの日の「ロン!」という自信満々の声と、その後の絶望に染まった顔。 僕は、きっと一生忘れないでしょう(笑)。

ななかふぇ

ポコさんは初めての雀荘との事で緊張していたことでしょう。知らない人とガチンコで麻雀を打つという緊張感で、ゲボを吐きそうとまで言っていました。
彼が『ロン!』と叫んだ、あの瞬間の、キラキラした瞳。そして、次の瞬間に、全てを失った顔。
その、あまりにも完璧な、人生の縮図のような光景を見られただけで、僕が払ったチップ代は、安かったのかもしれません(笑)。

▼ポコさんの「すべて」を知る(プロフィール)

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